さくっと腰痛改善道
神秘の業 八相穴 たった10分で激しく痛む腰痛から開放される方法

ぎっくり腰 対処法

 ぎっくり腰になった場合、炎症や痛みを抑えるために消炎鎮痛薬を使ったり、冷湿布などで患部を冷やすようにします。また、動くと痛みが増大するので、安静にすることが一般的です。ぎっくり腰の痛みがひどい場合には、腰痛の専門医で、局所麻酔薬を注射し、痛みを伝える神経の働きを止める「神経ブロック」などの治療が行われこともあります。
 また、安静にして横になるときは、腰を少し曲げたような姿勢をとります。あお向けで休むときには、ひざの下に座布団や枕を入れると腰に負担が掛かりません。そして、腰部を冷やすためにアイシングをしながら休むのであれば、お腹の下に座布団などを入れて、うつ伏せになって、腰の上に氷嚢を置くようにします。
 なお、注意しなければいけないことは、ぎっくり腰の安静時には、「マッサージ」や「指圧」を行ってはいけないということです。これらは、ぎっくり腰を悪化させてしまいます。椎間関節症や筋筋膜性腰痛症は一種の炎症なので、その部分をマッサージすると炎症は治まるどころか悪化してしまいます。そして、炎症を悪化させる飲酒や入浴も控えた方がいいでしょう。

 ぎっくり腰の原因は色々とありますが、ほとんどの場合、筋肉や靭帯などの軟部組織の損傷です。つまり、体の中に傷ができてしまったわけです。外部の傷の場合も傷口を動かしてしまうとなかなか傷口はふさがりません。それと同様に身体の中の傷口を治すためには、安静が絶対に必要になります。ぎっくり腰になったら、腰に最も負担の掛からない姿勢をとります。一般的には、痛む側の腰を下にして、腰を丸めて静かに寝ているのがよいといわれています。あお向けに寝るときは、膝の下にザブトンを二つ折りにして入れてあげると腰痛が楽になります。

 ぎっくり腰になってしまった時には、とにかくすぐに「絶対安静」を心掛けてください。とかくぎっくり腰になった直後は無理をしがちです。「ぎっくり腰じゃないだろう」「こんな事してる場合じゃない」といった焦りの気持ちから腰の可動領域を確かめたがる 「ぎっくり腰患者」が本当に多いのです。この「悪あがき」の結果、状況が更に 悪化し、結果的に長引くことも少なくありません。ぎっくり腰になったらすぐに横になって安静にしてください。それが一番の治療への近道です。確かに寝たきり生活は何かと不便ではありますが、ぎっくり腰は基本的に初日が痛みのピークになります。最初に辛抱しておけばあとはしだいに楽になっていきます。
 ぎっくり腰への対処から絶対安静で横になった次は「患部のアイシング」を行いましょう。ぎっくり腰は 疲労のたまった腰椎部分の炎症、捻挫である事が多いようです。したがって、疲れきった腰椎にとって楽な姿勢をまずは確保し、それが終わったら次は オーバーヒートで熱くなった筋肉を冷やして上げましょう。脚や腕の捻挫の時も 冷シップで冷やす事がよくあると思います。原理的にはあれと同じです。炎症で熱を持っているので、外部から冷やして熱を逃がします。風邪の際におでこに氷を乗せるのも同じ原理です。基本は「熱を逃がす」ことです。ぎっくり腰の場合はなるべく動かさない方が良いですから、恥ずかしいと思っても 誰かに氷の取換えなどはお願いするようにして下さい。基本は「姿勢固定」の上での「患部のアイシング」です。
 ぎっくり腰は腰椎部分の炎症です。しかし、痛みがひどい場合には骨盤のズレなども考えられます。そういった場合には腰が抜けたような感じがして、少し腰を動かすだけで激痛が走ります。そうすると横になるのも辛い状況になってしまいますので、腰のアイシングがある程度できたら今度は腰を楽な姿勢で固定してください。これは楽な姿勢を維持する効果と実は「無理な動きを抑制する」という隠れた効果もあるのです。ぎっくり腰の患者はとかく焦って、無理をするケースが多いようです。そのため、知らず知らずのうちに症状を悪化させ、腰痛が慢性化していくという事もあります。それを防ぐ為にも しっかりと腰に負担が掛からないような姿勢で固定をして下さい。
 ぎっくり腰の痛みのピークはなんといっても初日です。最も絶望感を感じる初日を乗り越えれば後は徐々に回復へと向かっていきます。とはいえ、無理は絶対にしてはいけません。 最初に動く時は腰で上半身を支えるような姿勢は絶対にせず、四つんばいになって 移動をして下さい。ぎっくり腰から回復しつつある喜びが焦りを呼び、安静にしていた 期間に筋肉が衰えている事をすっかり忘れてしまいます。加えて腰の筋肉疲労は炎症が収まっただけの話で、決して治ったわけではないからです。特に痛みが引いたからといって、そもそもの腰痛の原因が骨盤のズレなどの関節調整が必要とするものである場合、専門家の治療を受けなくては治りません。そうなると根本の原因を放置したまま、ぎっくり腰が治ったと勘違いをしてしまいやすいので注意が必要です。そのままにしておくと、当然再発し、ぎっくり腰が慢性化してしまいます。
 ぎっくり腰の痛みが治まり、1人でも歩けるようになったら、専門家の診察を受けて、自分の腰の状態を確認しましょう。関節の調整が必要であれば、その場で治療してもらえます。ここで、しっかりとした診察を受けなかった場合、骨盤のずれ・関節の変位などで一部の腰椎などに負担が集中して、結局はぎっくり腰の再発という最悪の事態に繋がります。そうならない為にも、必ずぎっくり腰になった場合、一度は近所の治療院を訪れ診察を受けてください。ぎっくり腰の原因となる腰椎の負担部分を元の形に戻して、ぎっくり腰は本当に治療できたといえるのです。
ご案内
『ぎっくり腰を治そう!【ぎっくり腰】治療情報局』では、ある日突然にやってくる『ぎっくり腰』に対する知識を深め、ぎっくり腰に対する対処法、予防法、さらには治療法を学んで戴ければと思っています。すでに、ぎっくり腰を体験された方、まだの方を問わず本サイトの情報をお役立て戴ければ幸いです。
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